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ほっこりしたい金曜日vol.5

みなさん、こんにちは^o^
ビーンズ障がい者ヘルパーの加藤です。
今回は、今年の1月から新しい仲間になった有馬百合香さんが初めてガイドに参加したときの感想です。1対1のガイドとグループガイドを通して感じた事を率直に伝えてもらいました♪

☆有馬さんの感想☆
はじめてガイドをしたとき、私の中で知的障害者への見方が変わりました。それは、偏見や差別がなくなり寛容になれたというのとはちょっと異なり、パートナーを対等な友達として見たりさらには尊敬する部分を見出すこともできるようになったということです。
私は、知的障害の子どもたちに水泳指導をするという形で今までかかわったことがあったのでコミニュケーションの仕方については多少分かっているつもりでした。しかし指導をするという役割がある中でのかかわりだったこともあり、無意識の中に上下関係が生まれていました。
はじめてガイドをしたとき、パートナーとのお出かけで私自身がとても楽しんでいることに気付きました。一緒に美味しいものを食べてカラオケでは一緒に歌い、ボーリングでは本気で勝負をするなど、対等な関係でなければ心から楽しむことはできないと思います。
障害があるからできないことを教えてあげる、外から見るとその通りなのかもしれませんが、障害のあるなしにかかわらず友達同士であればお互いにできないことを手伝ってあげるのは自然にできることだと思います。ビーンズでのガイドは、本当の意味での障害者との壁を取り去ってくれるもののように感じました。
また土曜日に行われるチームガイドでは、まだガイド初心者の私にとって、他のヘルパーとパートナーとのかかわりはとても勉強になりました。そこらじゅうにあるものを遊び道具にして楽しむ&楽しませている先輩のヘルパーの様子は、今後のガイドへの大きなヒントになりました。また、1対1のガイドでは見られない、利用者さん同士のかかわりの様子も見ることができ、私自身さらに楽しめたと同時に利用者さんも一度にいろんな人とかかわることができるので良い刺激になったのではと思います。
これからも楽しむ&楽しませるヒントをたくさん発見しながらガイドを充実させていきたいです。

(ビーンズ障がい者ヘルパー 加藤)

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【ニュース記事】障がい者だって大切な有権者である!

障がい者だって大切な有権者である!

http://www.fukushishimbun.co.jp/topics/2691

2月9日に投開票となる東京都知事選挙に向けて、狛江市でわかりやすい演説会が行われた。
選挙は、選挙権に障害は関係ない。
昨年5月に成年被後見人の選挙権が回復し、誰に投票するか自分で考えて決め選挙に行けるのだ。
しかし、選挙公報やテレビ、新聞の情報では内容が難しく、障害のない人と比べると判断に困る人が多いのが実情だ。
今回のように、わかりやすく話をしてもらう、質問を投げかける機会を得られることは非常に意味がある。
こうした場は、障害のある人が自分は主権者だと実感するだけでなく、政治家に障害のある人たちの姿を見て知ってもらう機会にもなる。

ビーンズ障がい者ヘルパーのできる障がい者支援と政治家ができる支援はことなる協力は不可欠だが、それぞれが常に関心を抱き取り組むことが重要である。

http://www.fukushishimbun.co.jp/topics/2691

【ニュース記事】知らないことからでる不安、恐怖⁉

知らないことからでる不安、恐怖⁉

http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2014_0127.html

「地域生活移行」がささやかれているが、果たして順調に進んでいるのだろうか。
このリンクは、グループホームやケアホームの設置に対して地域住民からの反対を受けるというのが全国で相次いでいるというものだ。
どうして反対をされるのだろうか。
反対される理由はいくつもあるかもしれない。しかし、根底にあるのは障がい者とかかわった経験が乏しく、自分の中で持つイメージや固定観念でかんげえているからではないか。
さらに記事では、反対運動のあった地域のほうが建設後の地域住民の絆は強まったとしている。
障害のある人が過ごしやすいということは、他の市民にとっても過ごしやすい地域なのだ。

ビーンズ障がい者ヘルパーでは、「障がい者ヘルパー」という仕事をより多くの人に経験してもらうことで、このような知らないことからくる不安、恐怖感などのネガティブなイメージを少しでもポジティブな方向に変えてもらえるようなきっかけを作っていきます。
また、障害のある人が地域で暮らすことのお手伝いができるのも、移動支援という制度の特徴です。
より利用しやすい制度となり、最大限活用してもらえるように取り組んでいきたいと考えています。

http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2014_0127.html

ほっこりしたい金曜日vol.4

みなさんこんにちは(^^)
ビーンズ障がい者ヘルパーの加藤です。
今回は私が初めて障がい者と出会ったときのことを伝えます。そのとき私はあることに気づきました。

大学一年生の冬の話です。
池袋のデパートで買い物し、そこを出ようとしたとき出入り口のど真ん中に一人のおじさんが立っていました。そのおじさんは色々な方に声をかけていたため私も声をかけられたら怖いなと思いました。
恐る恐るおじさんの横を通り過ぎようとしたとき「すみません!」と声をかけられました。おじさんは、大量の荷物を持ち、清潔感はなくホームレス生活をしている様子でした。障害者手帳の様なものを見せながら自己紹介してくれました。単語は話すことができ、ほとんどは50音表を1文字ずつ指差ししながら伝えてくれました。
「僕は耳と目が悪く、手伝ってほしいことがあります。」
その後「デパートの屋上に行きたいです!連れて行ってほしい!お願い!」と伝えてくれました。私は時間に余裕があったため一緒に行くことにしました。

屋上に行くまでの間、おじさんは私の手を引っ張りながら誘導してくれました。連れて行ってほしいと言っていたのに私が連れて行ってもらう状況になりました。私はおじさんと手をつなぎ、大きな荷物を抱えながら歩く様子をじろじろとみる人達からの痛い視線を感じましたが、気にしないと自分に言い聞かせました。

屋上に着くとおじさんは嬉しそうに笑っていました。私は一安心し、ベンチに座りながら一緒にジュースを飲み、一時間以上お話しました。打ち解けてきた頃、おじさんがぼそっと言いました。
「友達がほしい。友達になってください。」
まさかの発言で驚きましたが、勇気を出して言ってくれたんだと思います。友達がいなくて寂しい気持ちもくみ取れました。
私は「もちろん!お友達ですよ!」と言うと、ものすごく嬉しそうに笑って喜んでいました。きっとおじさんは、ただ一緒に居てほしいという一心だったのかなと思います。

おじさんとはその後、駅の改札で別れました。

友達がほしい!友達になりたい!という気持ちは誰もが思うことだけれど、社会と関わる機会が少ない人にとってはその思いを叶えることすら困難な事実に気づかされました。
ただ自分ではどうしようもできなく、この日は自分のやるせなさを感じ母に電話して号泣した思い出があります。

私にとっておじさんとの出会いは正直怖かったです。ただ、人に壁を作らず手を差し伸べることのできる自分と人を思いやることのできる自分がいることに気づきました。

今はヘルパーとしてアルバイトをしていますが、ヘルパーとしてではなく私個人が障がい者と当たり前に友達になれる社会をつくることが私の夢でもあり、ビーンズの夢でもあります

(ビーンズ障がい者ヘルパー 加藤)

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障がい者ヘルパー日誌vol.3

障がい者ヘルパー日誌

ビーンズのスタッフからの報告には毎回小さなドラマが描かれています。
今回はその中の一部をご紹介です♪

将来福祉業界を志す学生のヘルパーから
パートナーKさんとのガイド報告です!

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今日は西原スポーツセンターに行ってきました!Kくん、今日はあくびを連発してとっても眠そうでした!まだお正月気分が抜けないのでしょうか。私の腕時計を見る度に「5時お母さん!」と言っていました。早く帰りたいのかなーと思いつつも「4時まで頑張る」と言うので、4時まで頑張って食堂でおやつを買いました!
Kくんは自分で買ったおやつを食べながら自分の名前の歌を歌い始めました!私が真似っこすると一緒に歌ってくれて、今日一番楽しそうでした!

今日は行きは歩きで行ったのですが、帰りは時間が無かったので電車で帰りました。帰りの電車に乗ったとき、Kくんが「手袋が無い!」と言い出しました。リュックの中も探しましたが見つからず、スポーツセンターに忘れてきてしまいました。私は「次スポーツセンター行ったとき返してもらおう」と言いましたが、Kくんは「手袋ない」と連呼していました。私はKくんに対して申し訳なくなって、帰り道黙ってしまいました。すると急にKくんが「今日は楽しかったよ」と言ってくれました。私が「手袋ごめんね」と言うと「いいんです」と言ってくれました!そしてKくんは「ピンポンするー!」と言ってピンポンダッシュするふりをして私を笑わせてくれました。

Kくんだけではありませんが、知的に障害がある人って私たちよりずっと人の気持ちに敏感なんじゃないかなーって思うことがよくあります。私が軽度の方しか関わったことが無いからそう思うのかもしれませんが。ガイドに入る度に彼らからもらう優しさを、私も何かに生かしていきたいと思いました。

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(ビーンズ障がい者ヘルパー 田島)