障がい者ヘルパーへの誤解

こんにちは。ビーンズの田島です!
今回は移動支援のとあるワンシーンから思った事をお伝えします。

先日、10歳の男の子を児童デイから自宅へ送るガイドがありました。
その子と合うのは半年以上ぶりで、当時見たときよりも
ずいぶんと体が大きくなり、言葉もしゃべれるようになっていてとても嬉しかったです。
また、僕自身ヘルパーとしての経験、場数も増えて行ったので
以前よりもずっと落ち着いてその子のことを見ている事ができました。

僕が思う障がい者と関わるお仕事の醍醐味の一つにはこのような
本人や自分自身の成長があります。

もちろんそれは今回の彼のような幼い年齢のパートナーだけではなく
下は産まれたときから、上は高齢者まで、誰にでも日々の変化があります。
その小さな変化に気づくことはヘルパーとして難しく、やりがいのあるところなのです。
それは「楽しさ」とも言い換える事が出来ると思います。

ところがです。

この「楽しさ」があることが本当に社会から分かられていないと
感じる瞬間がたくさんあります。

昨日も、冒頭の男の子を家に送り届け、
保護者の方にその日の様子をお伝えするときにひしひしと感じました。

お母様は僕が半年以上その子に入っていなかった事をうけてこうおっしゃいました。

「田島さん、障がい者ヘルパーの仕事が大変だから辞めてしまったのかと思いました、本当に申し訳ないなと思っていたんです。。」

僕は、ご心配をおかけして本当に申し訳ない気持ちと同時に

「この仕事はきついものではありません!」

と反射的に言っていました。

これは本当に思う事なのですが、
ヘルパーという職業は社会全体ではとても大変なものとして認識されています。

僕は他職種の方に障がい者ヘルパー、移動支援の仕事をしていることを話す機会がありますがその時に決まって受ける反応があります。

①「大変でしょ?」と言われる。
②ものすごく同情の入った表情をされる
③急に優しくされる

いずれも僕が「辛い目にあっている」と思われているが故の優しさであることは充分に伝わっています。
しかしここははっきりと申し上げておきたいと思います。
これはなんどでも言いたい事ですが、

「障がい者ヘルパー」は楽しいんです!!!

もちろん、きつかったり、大変な部分はゼロではありません。
ですがそれはどんなお仕事でも同じだと思うんですね。
それでも楽しい部分があるから続く方は続いて行くのだと思います。

障がい者ヘルパーも例外ではありません。

本人の成長がとてもよく見えること。
知的障がいのある方独特の感情表現方法に出会うこと。
まだ言った事のない場所に遊びにいけること。
そしてそこでまた新しい顔を見る事が出来ること。

その他にも数えきれない程の楽しさに溢れています。

僕だけでなく、ビーンズの障がい者ヘルパーは障がい者ヘルパーの仕事を
「楽しくて」「やりたい」仕事として捉えています。
それぞれが自分なりの楽しみややりがいを見出しながら数々の小さなドラマが現場で産まれています。

そんな頼もしいヘルパー達の姿もここで少しずつ紹介して行きますね。
お読みいただきありがとうございます。
とにかく一度、現場を見ればわかります。